年頭所感

令和六年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

気候変動の深刻化をはじめ、国際社会は大きな転換期を迎えようとしております。こうした中、我が国が科学技術・イノベーションを原動力として持続的な経済成長を実現していくためには、その担い手であるスタートアップや中小企業の事業成長を促進する環境整備が重要となっております。知財分野においても、特許庁では「研究成果の社会実装を支える知財活用支援策の拡充」や「地域の実情・ニーズに即したワンストップでの知財経営支援体制・施策の強化」を通じてイノベーション創出・経営力強化を図るべく、様々な取組が検討されております。

当協会におきましても、全国の中小・ベンチャー企業等への知財活動支援や知財人材の育成を通じて我が国産業・経済の発展に寄与すべく、研修、出版等の事業においては、知財に携わる方々のニーズに応えるサービス提供に努めるとともに、特許庁やINPITから委託を受け実施する窓口相談支援事業や知的財産プロデューサー等派遣事業、産業財産権人材育成協力事業等を引き続き実施して参ります。また、青少年の創造性を育む発明クラブや全日本学生児童発明くふう展等の活動を行う、公益社団法人発明協会の活動を支援して参ります。

本年は、当協会の前身である工業所有権保護協会の創立から120周年の節目を迎えます。公益社団法人発明協会及び各地域の発明協会とともに、知的財産権制度の普及啓発、発明の奨励等に尽力して参りますので、引き続き皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
 最後に本年が皆様にとりまして明るい一年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶といたします。

一般社団法人発明推進協会
会 長  岩井 良行

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