研修・講座のご案内

知的財産権講座 「特許ライセンシング・イン・ビジネス」
~ビジネスの価値最大化に資するライセンシングを~

◇21世紀にはいり、特にリーマンショック後先進国経済が停滞するなかで、日本企業、とりわけ製造業の競争力の復活・強化が強く望まれる状況にあります。一方BRICS諸国は目覚ましい発展を遂げつつあり、日本企業がグローバルに競争力を維持し、持続性のある成長をするためには、何よりも他社に比して独自性のある優れた製品や事業を常に開発し発展させていくことが必須です。
 そのような自社の優越性を築くためには優れた技術に基づく製品による事業展開が鍵を握ることになります。新製品開発上市のスピードアップはますます重要となり、自社の技術力のみに頼ることなく、社外技術開発力を補完的に活用するオープンイノベーションが叫ばれる所以であります。そして、事業の価値の最大化を図るには、ライセンス・イン、ライセンス・アウト、クロスライセンス、共同開発などがますます盛んになり、また各社の事業戦略において、事業撤退、事業統合、合併、買収など、知的財産権を丸ごと含むトランスアクションが活発になってきています。その際には、適切なライセンス契約を含めた各種契約が締結されることになります。
 そこで、本講座では、ビジネスの価値最大化に資するライセンシングということを常に意識してライセンス実務を遂行できることを狙いとしています。講座では、背景として、ビジネスと知的財産について各種の切り口から現在に至る状況を紹介し、また、ライセンス契約に係る重要事項や問題点、ライセンス契約に関係のある最近の重要判決、契約文例(和文、英文)、交渉の留意点などについて解説し、講師自らの知財経験と交渉経験を踏まえて分かりやすく解説いたします。

◇本講座は、企業や特許事務所で特許出願実務やライセンス業務に携わる経験年数1~4年の方々にお薦めします。また知的財産契約が関係する企画、購買、技術部門の方にも参考になりますので合わせてお薦めします。

開催日時 平成23年11月4日(金)
(10時00分~17時00分)
開催場所 (社)発明協会研修ルーム(発明会館ビル7階)
東京都港区虎ノ門2-9-14 TEL03-3502-5439
定員 70名(定員になり次第締め切ります。)
参加料 (会員)16,000円 (一般)18,000円 テキスト代含む・消費税込み
※10月27日以降にキャンセルされた場合、参加料は理由の如何を問わずご請求させていただきますので予めご了承下さい。
内容
  • ビジネスにおける知的財産
  • ライセンスの意義・契機・目的
  • 知財戦争と事業買収
  • 米国などの重要判決とライセンス契約
  • ライセンス契約とその形態
  • 交渉に係る教訓・極意(要点)
  • 実施料率
  • ライセンスと独占禁止法(共同開発、知的財産の利用)
  • ライセンス契約に係るその他問題点
  • ライセンス契約文例(和文、英文)についての解説
講師 CLPTM(*)、
オブロン スピ-バック外国法事務弁護士事務所 シニア・テクニカル・アドバイザー
;元昭和電工(株)上級技監(常務執行役員)
               (*)A Certified Licensing Professional
波々伯部 自克 氏
お申込方法 所定の申込み用紙によりE-mailあるいはFAXにてお申込み下さい。
受講券、請求書は講座開催日の10日前頃に郵送致します。
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